文部科学省が平成24年に実施した「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する全国実態調査」の結果では、学習障害(LD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群、高機能自閉症、広汎性発達障害)など、知的障害は無いにも関わらず学習や生活の面で特別な教育的支援を必要とする発達障害児童もしくは発達障害の疑いがあるグレーゾーン児童が通常学級に約6.5パーセント在籍している可能性が示されています。
このような状況を踏まえ、平成16年に発達障害者支援法が成立し、特別支援学級や通級指導教室での発達障害児童の受け入れなど支援体制が整いはじめました。
・特別支援学級の設置率は75.6%で全ての小中学校に設置されているわけではない。
・設置されていても全ての発達障害児童が受け入れられるとは限らない。
・特別支援学級と普通学級との学力格差によって学習に物足りなさを感じてしまうことがある。
・特別支援学級に在籍していることで、高校進学の選択肢に影響が出る。
・週1~2回程度の通級指導では不十分<と感じるケースがある。
・通級のために通常授業での学習面で遅れが生じるケースがある。(特に他校通級の場合)
※データは平成26年度文科省調査
コーチング1では「コーチングの技術を応用した発達障害指導+進学支援」を行います。主な特徴は以下の通りです。
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1LD(学習障害)コーチング
知的障害ではないが、以下のうち1つ以上の困難が生じている場合に「LD(学習障害)」と見なされます。
・聞く力の障害
・話す力の障害
・読む力の障害(ディスレクシア)
・書く力の障害(ディスグラフィア)
・計算する力の障害(ディスカリキュリア)
・推論する力の障害
LD(学習障害)コーチング -
2ADHD(注意欠陥・多動性障害)コーチング
ADHD(注意欠陥・多動性障害)は、主に物事に集中することができず、忘れ物が多い「不注意」、落ち着きがなく、じっとしていることができない「多動性」、思いついた行動を唐突に行う、順番を待てない「衝動性」という特性を持つ発達障害です。
簡潔にいうと「行動コントロールに困難が生じる発達障害」です。
ADHD(注意欠陥・多動性障害)コーチング -
3ASD(自閉症スペクトラム)コーチング
ASD(自閉症スペクトラム)はアスペルガー症候群、高機能自閉症、広汎性発達障害などを包括した概念で、対人関係や他者の気持ちの推測力など、心の理論の欠如が主な原因とされる「社会性の障害」「言語発達・コミュニケーション能力の障害」「想像力・柔軟性の障害」のことです。 知的障害および言語障害は比較的少なく、特定の分野への強いこだわりを示したり、運動機能の軽度な障害も見られたりするケースもあります。
ASD(自閉症スペクトラム)コーチング -
4発達障害向け中学受験・高校受験対策
一般的な発達障害専門塾では学習の絶対量が不足しているだけでなく、中学受験や高校受験に対応できる学習内容ではありません。(特別支援学校、通信制高校、フリースクール等を想定した学習内容)
しかし、多くの発達障害・グレーゾーンのお子さんは、適切な学習指導を行えば、中学受験・高校受験が可能です。私たちは進学家庭教師として中学受験・高校受験対策を行います。
発達障害向け中学受験コーチング
発達障害向け高校受験コーチング
一般的な進学塾・個別指導塾・家庭教師では単なる問題の解答・解説という「ティーチング」しか行わず、家庭学習の習慣化を意図した学習指導にはなりません。
これでは進学塾・個別指導塾・家庭教師での授業時間だけ勉強するようになってしまい、いつまでも学習習慣は身につきません。
一方、コーチング1では「ティーチング」ではなく、生徒が自ら気づくことを促し、自主的な行動へ導く「コーチング」の観点で学習指導を行います。
生徒の特性や目標に合わせた学習計画を作成し、学習管理を行いながら学習習慣を確立し、最終的に発達障害・グレーゾーン児童を自立へ導く、「発達障害コーチング」を行いますす。
ここが“一般的な進学塾・個別指導塾・家庭教師”と違う点です。
発達障害は先天的特性
LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、自閉症スペクトラム(高機能自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害)などの発達障害は先天的な特性であって、決して「親の育て方が悪い」「家庭環境が悪い」といった教育や家庭環境が原因となる後天的なものではありません。
誤解を恐れずいうのであれば、発達障害はあくまで特性であって、病気ではありません。
病気であれば、病院に行って治療をすれば、多くの場合は解決します。
しかし、発達障害は病気ではないため、根本的な治療法は確立されていません。
また、発達障害は本人自身の問題だけではなく、その特性によって引き起こされる社会での不適合状態による障害のことです。本人を治療するという考え方よりも、周りが特性を理解し、対応策を考えてあげることが重要です。
臨床心理士による発達検査が可能!
コーチング1グループでは、提携している臨床心理士による発達検査を受けることができます。
発達検査を受けることで、お子さんの能力の全体像を把握し、得意・不得意を客観的に理解することができます。
そして、お子さんの能力を正しく理解することによって、保護者や学校の先生とお子さんとの関わり方を工夫したり、お子さんに対する感情コントロールがしやすくなるなどお子さんを取り巻く環境を改善することができます。
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コーチング1の感染症対策
コーチング1ではコロナ禍が収束するまで感染症対策を継続していく所存です。
「個別ブース」「マスク着用」による飛沫感染の徹底予防 、「手洗い・手指除菌」「机・ドアノブ等の除菌」による接触感染の徹底予防、「全入室者検温」によるリスク管理、「換気の徹底」および「空気洗浄機の導入」による3密回避などの施作により、安心して学べる環境を整えています。
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