中学受験はゴールではなくスタートです。 入学後は当然ながら、すぐに最終的には大学受験(もしくは内部進学)に向けた勉強が始まります。 そして残念なことに、その過程で“落ちこぼれ”が発生します。
どうして厳しい中学受験を突破して入学したにもかかわらず、落ちこぼれてしまうのでしょうか? それには中高一貫カリキュラムのメリットとデメリットを把握する必要があります。
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1高2までに全カリキュラムが終了
多くの中高一貫校では、高校2年生までに全カリキュラムを終えます。これにより、高校3年生の1年間を丸々大学受験の勉強に費やすことができ、現役での大学合格率が高まります。
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2関連分野一貫指導が行われる
多くの中高一貫校では、関連分野ごとを一貫指導が行われます。 例えば、関連分野である方程式、連立方程式、2次方程式をまとめて指導するため、学習効率が上がります。
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3スタート時の能力が均等化されている
同じ試験を通過してきた生徒達ですから、それぞれ得意・不得意はありますが、スタート時の能力はほぼほぼ均等化されています。 学校側としては近いレベルの生徒達へ授業ができるため、授業効率が上がるというメリットがあります。 また生徒側にとっても均等なスタートが切れるというメリットがあります。
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1高カリキュラムの進行速度が速い
高校2年生までに高校分野のカリキュラムを終えるということは、カリキュラムの進行速度が非常に速いという点です。 特に中学分野は中学2年生までに3年分の内容を終えてしまうケースがほとんどなので、中学受験終了後に油断してしまうとあっという間に落ちこぼれます。 中学受験終了後から1学期(前期)の中間テストまでの間、家庭学習を継続できるかが勝負の分かれ目となります。
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2基本でつまずくと関連分野が全滅
関連分野ごとを一貫指導が行われるということは、その分野の基本でつまずいてしまうと、関連分野が丸々抜けてしまうということです。 ですから、基本を取りこぼさないために日々の復習を徹底しなければなりません。 特に新科目の英語については、苦戦してしまう生徒が多いので、注意してください。(つまずく生徒が多いプログレスの対策もやっています)
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3家庭学習の質で成績が決まる
スタート時の能力はほぼほぼ均等化されているということは、学校の授業だけで大きく差はつかないということです。 逆にいうと、学校の授業以外の学習、すなわち家庭学習で差がつきます。 そして、中学の段階で、質の高い家庭学習の習慣を作り上げないと、高校分野に入るときに確実に苦労します。
特に重要なのは、中学1年生です。
上記のデメリットが原因となり、中学1年生の段階で学力的なポジションはある程度決まってしまいます。つまり、中高一貫校での学習はスタートダッシュで決まるといっても過言ではないのです。
ですから、お子さんにスタートダッシュを切ってもらうために、私たちはこれらのメリット・デメリットを踏まえた学習計画を作成し、“質の高い家庭学習を行うためのコーチング”を行います。
一般的な進学塾・個別指導塾・家庭教師では単なる問題の解答・解説という「ティーチング」しか行わず、家庭学習の習慣化を意図した学習指導にはなりません。
これでは進学塾・個別指導塾・家庭教師での授業時間だけ勉強するようになってしまい、いつまでも学習習慣は身につきません。
一方、コーチング1では「ティーチング」ではなく、生徒が自ら気づくことを促し、自主的な行動へ導く「コーチング」の観点で学習指導を行います。
生徒の特性や目標に合わせた学習計画を作成し、学習管理を行いながら学習習慣を確立し、最終的に生徒を自立へと導きます。
ここが“一般的な進学塾・個別指導塾・家庭教師”と違う点です。
「ティーチング」と「コーチング」
ティーチングは「教師が生徒に対して問題の解答・解説をすること」で、自主的な行動へ導くことは含まれません。
一方、コーチングは「生徒が自ら気づくことを促し、自主的な行動へ導くこと」です。コーチング1では主に「学習状況の分析」「目標設定」「動機付け」「コミュニケーション」といった観点から、生徒に気づきを与え、目標達成へのコーチングを行います。
コーチング1の感染症対策
コーチング1ではコロナ禍が収束するまで感染症対策を継続していく所存です。
「個別ブース」「マスク着用」による飛沫感染の徹底予防 、「手洗い・手指除菌」「机・ドアノブ等の除菌」による接触感染の徹底予防、「全入室者検温」によるリスク管理、「換気の徹底」および「空気洗浄機の導入」による3密回避などの施作により、安心して学べる環境を整えています。
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