明治大学付属明治中学校・算数
試験時間:50分満点:100点
問題難易度:C(A・B・C・D・Eの5段階)
算数・過去問傾向分析
明大明治の算数は、偏差値の割に問題難易度が高くないため、平均点が高くなるという特徴があります。
基本・標準問題を中心とした内容で、オーソドックスな問題が大半を占めます。
後半でやや応用的な問題が出ることもありますが、そこに時間をかけすぎる必要はありません。
内容としては、大問1は計算問題(小数・分数を含む四則計算、□を求める還元算)を含む一行問題です。
大問2以降は「割合と比」「速さ(旅人算)」「平面・立体図形」を中心に、幅広く出題されますので、単元ごとにばらつきがある生徒は苦戦が予想されます。
特に図形問題は点の移動と絡めた問題が良く出るので、しっかりとした対策が求められます。
また、途中式や考え方が求められますので、問題難易度が高くないといっても決して油断できません。
算数・過去問対策コーチング
明大明治の算数の合格目安は70%です!
そして合格のポイントは「計算力」と「学習バランス」です!
平均点の高い明大明治の算数は、ケアレスミスは許されません。
ですから、最優先は「計算力」の対策です。
塾で貰っている「計算日記」や「計算と一行問題集」などの基礎トレのテキスト毎日計画的にやり込んでください。
その際、必ず「毎日続けること」と「時間を決めること」を守らせてください。
惰性で練習するのではなく、質の高い練習を積み重ね、計算の正確性を磨いてください。
「学習バランス」については復習の良し悪しが問われます。
出題範囲が広いからといって、決してテキストを端から端まで満遍なくこなす必要はありません。
まず問題の難易度を基準に、問題の絞り込みをかけましょう。
標準レベルの問題まで手を出すのは「割合と比」「速さ(旅人算)」「平面・立体図形」に絞り、他の単元は四谷大塚の「四科のまとめ」や日能研の「ベストチェック」などを使い、基本問題の定着を図りましょう。
その上で間違えた問題、あいまいな問題を副教材等の類題を使って、復習を行い、穴の潰し込みを行っていきましょう。
当然ですが、問題を解くときは、全て図や式、考え方をきちんと書いて、解き進めましょう。
一朝一夕の対策では、途中式や考え方が求められる明大明治の算数には対応できません。
明治大学付属明治中学校・国語
試験時間:50分満点:100点
問題難易度:C(A・B・C・D・Eの5段階)
国語・過去問傾向分析
明大明治・国語の問題は論説・説明文1題、知識問題1題、漢字1題という形式です。(知識問題が読解問題に組み込まれる形式の年もあります。)
知識問題と漢字は慣用句、四字熟語が頻出です
基本的な内容なので、失点は抑えたいところです。
文章問題は文字数4,000字程度ですが、解答形式が記述中心なので(選択式や適語補充の問題はあまり出されません)、思いの外時間がかかります。
算数同様に、日々記述式の練習を積んでいるかが求められます。
国語・過去問対策コーチング
明大明治・国語の合格目安は70%です!
ポイントは「読解力」と「記述力」です。
前提として、時間管理が必要です。
偏差値の割に問題難易度が高くないため、時間を決めずにマイペースで過去問を解くと、思ったより点数が取れると思います。
しかし、本番の試験では確実にスピードが求められます。
常に時間を定めた学習計画を作成し、スピーディーに読解・解答をする習慣を身につけてください。
その上で「読解力」と「記述力」をバランスよく養成しましょう。
「意味段落」を分け、意味段落を「要約」し、それを「接続詞」でつなぎ、「文脈」を掴むという風に、文章を整理しながら、大意を読む読解練習を積んでください。
記述力は上記のように読解と絡めて要約の練習するだけでなく、問題の意図に正確に答える練習や、自分の言葉で簡潔に文章をまとめたり、うまくつなげたりする記述の練習を行い、第三者に添削をしてもらいながら、力をつけてください。
また、漢字、語句、言葉のきまりなどの知識問題がまとめられたテキストを毎日のルーチンワークに組み込み、語彙を増やす努力も怠らないで下さい。
※理科・社会の対策は割愛させていただきます。